臓器横断的ながんに対応します 臓器横断的な癌に対応します
取り扱っている主な疾患は胃がん、大腸がん、膵がん、食道がん、肝がん、胆道がんなどの消化器がん、乳がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺癌などの切除不能頭頚部がん、GIST、肉腫、腹膜中皮腫、消化管神経内分泌腫瘍、原発不明がん、希少がん、泌尿器系・婦人科系悪性腫瘍、その他悪性腫瘍一般と多岐にわたり対応していきます。
総合病院として全人的医療の提供 総合病院として全人的医療の提供
糖尿病、心疾患、腎疾患といった持病のある方や高齢者では、化学療法中に特に細やかな管理を要します。当院は総合病院として各科と連携をとり全身管理を行いながら化学療法を提供することが可能です。また、患者さんと医療者の間でコミュニケーションを積極的にとることで精神面の不安を解消できるようアットホームな診療をご提供します。
腫瘍内科医としての役割 腫瘍内科医としての役割
腫瘍内科医とは,がん治療を専門とする内科医です。抗悪性腫瘍薬のみならず、制吐薬、抗菌薬、G-CSF製剤、ステロイドなども治療に使用します。新規抗がん剤、分子標的薬、抗PD-1抗体薬などの使用により、Oncologic Emergency、化学療法の副作用や免疫関連有害事象対策、緩和ケアの取り組みにも力を注いでいきます。
2019年1月、免疫関連有害事象に対応すべく、iCPiユニットを設立しました。
現状のがん化学療法ではまだまだ十分満足できるものではなく、より有効な標準治療の確立に向け、多施設共同の臨床試験に参加し、また提示も行います。セカンドオピニオン外来にてセカンドオピニオンを随時受け付けております。(予約制:tel 03-3451-8211)
チーム医療の展開 チーム医療の展開
がん診療は特に集学的治療が必要であり、外科・内科・放射線科・病理診断科・緩和ケア科・心療科・薬剤部・看護部・MSW・リハビリ・医療事務など多くの部門の協力によって成り立ちます。腫瘍内科はそのような包括的がん診療の中心的役割を果たすべく進めております。
患者さんやご家族に,薬物療法のベネフィットとリスク,適応と限界に関する情報を正しく伝え、がん患者さん個々の価値観に合わせて、できるだけ生活の質を落とさずに治療を続けることをモットーに、日々診療を行っております。
2019年3月下旬よりがんゲノム医療外来、がん遺伝カウンセリング外来を新設し、がんゲノム医療、遺伝性腫瘍にも対応していきます。
個々の価値観を尊重した医療の提案 個々の価値観を尊重した医療の提案
患者さんには個々の価値観や生活スタイルがあります。エビデンスに基づく治療をご提供することはもちろんですが、個々の価値観を尊重しながら治療内容や治療スケジュールを一緒に組み立てることを当科では心がけております。患者さんが主治医にも気軽に思いを伝えられるような環境を整えるよう努力しております。がんの治療を行いながら、その人らしい生活を続けられるように支援することを第一に治療に取り組んでおります。
当科での取り組み 当科での取り組み
教育
当科では日本臨床腫瘍学会の認定を受けたがん薬物療法専門医が診療、教育、研究を行ないます。院外への研修を継続的・積極的におこない、医師、看護師、薬剤師を中心とするスタッフの育成を熱心に行います。日本臨床腫瘍学会、日本癌治療学会、日本乳癌学会、日本胃癌学会、日本緩和医療学会、日本内科学会、日本消化器病学会、日本内視鏡学会など積極的に学会発表しております。
クリニカルパスのご紹介 クリニカルパスのご紹介
当院は一部の疾患、手術、検査でクリニカルパスを使用しています。
クリニカルパスとは、医療スタッフと患者さんが治療計画の情報を共有するため、患者さんのスケジュールを時間軸に沿ってまとめたものです。
主な治療について、公開していますのでご参照ください。
※患者さんの治療経過の状況によって、スケジュールは変更する場合があります。