特色 特色
当院耳鼻咽喉科は、通常の定型的な手術法に加え、積極的に内視鏡手術を導入し、低侵襲手術で術後回復の早くなれるように術式を選択しております。
- 1. 耳科手術として、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、耳硬化症などを対象とした聴力改善手術を行っております。内視鏡下耳科手術(TEES)も適応があれば行います。
- 2. 鼻副鼻腔手術として、当科ではナビゲーション併用の、内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)を行っております。また、脳外科と合同で、内視鏡頭蓋底手術(EEA)も行います。
- 3. 咽頭喉頭手術として、声帯ポリープや声帯結節などを対象とした音声改善手術(LMS)をはじめ、咽頭疾患に対しては内視鏡的咽喉頭手術(ELPS)を積極的に行っております。
- 4. 甲状腺手術として、甲状腺(悪性)腫瘍摘出を行いますが、適応があれば、内視鏡補助下甲状腺手術(VANS)を行います。
- 5. その他、日帰り手術として、鼓膜形成術や鼻レーザー焼灼術なども行っています。
- 6. 頭頸部がんに対しては、低侵襲な経口的内視鏡下手術をはじめ、化学療法や放射線治療、頸部手術の集学的治療を行い、さらに腫瘍内科や緩和ケア科と連携してチーム医療を行っております。
- 7. 難聴などの聴力障害に対して、精密検査から診断・治療、補聴器を含めたリハビリテーションまで一貫した難聴に対するフォローを行っております。
専門外来 専門外来
難聴・中耳炎外来、補聴器外来、頭頸部腫瘍外来をそれぞれの専門医が担当しています。(予約制)
聴覚情報処理障害で受診をご希望の方へ
・当院での診療対象年齢
中学年以上49歳までの患者さん。
※小学生以下、50歳以上の患者さんでは、検査結果の判断が難しくなりますので現在診察予約をお受けしておりません。
・当院で実施できる検査
聴覚検査および聴覚特性検査
・予約の取り方
かかりつけクリニックで、明らかな難聴がなく、聴覚情報処理障害の疑いがあると判断された場合は、必ず紹介状をお持ちの上、紹介患者予約センターへ御連絡ください。
※現在、聴覚情報処理障害の検査・診察が大変混みあっております。受診までに数か月ほどお待たせする場合がございますが、何卒ご了承ください。
※当院では紹介状がない場合、予約をお受けしておりません。まずは、お近くの耳鼻科診療所・クリニックでご相談ください。
対象疾患 対象疾患
耳
外耳炎、外耳道湿疹、急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、癒着性中耳炎、好酸球性中耳炎、耳硬化症、鼓室硬化症、耳小骨奇形、副耳、先天性耳瘻孔、耳管狭窄症、耳管開放症、耳鳴症、突発性難聴、低音障害型感音難聴、メニエール病、機能性難聴、遺伝性難聴、先天性難聴、聴覚情報処理障害、聴神経腫瘍、聴器腫瘍など
鼻
アレルギー性鼻炎、鼻中隔弯曲症、慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎、鼻茸、肥厚性鼻炎、術後性頬部嚢胞、嗅覚障害、鼻副鼻腔腫瘍、頭蓋底疾患など
咽頭
扁桃肥大、アデノイド増殖症、急性咽頭炎、急性扁桃炎、扁桃周囲炎、習慣性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、など
喉頭
急性声帯炎、急性喉頭蓋炎、喉頭浮腫、声帯ポリープ、ポリープ様声帯、声帯結節、声帯嚢胞、喉頭蓋嚢胞、喉頭肉芽腫、反回神経麻痺、喉頭白板症、嚥下障害、咽喉頭異常感症など
頭頸部腫瘍
頭頸部腫瘍、喉頭癌、上・中・下咽頭癌、甲状腺(悪性)腫瘍、鼻副鼻腔(悪性)、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、甲状舌管嚢胞(正中頸嚢胞)など
めまい
メニエール病、外リンパ瘻、前庭神経炎、良性発作性頭位めまい症など
その他
ベル麻痺(特発性顔面神経麻痺)、ラムゼイ・ハント症候群、睡眠時無呼吸症候群など
クリニカルパスのご紹介 クリニカルパスのご紹介
当院は一部の疾患、手術、検査でクリニカルパスを使用しています。
クリニカルパスとは、医療スタッフと患者さんが治療計画の情報を共有するため、患者さんのスケジュールを時間軸に沿ってまとめたものです。
主な治療について、公開していますのでご参照ください。
※患者さんの治療経過の状況によって、スケジュールは変更する場合があります。