当科について 当科について
日本小児科学会認定の小児科専門医が診療します。
<外来部門>
・小児科一般外来(午前中、予約不要、新生児期から主に高校生まで。あらゆる疾病に対応し、他科とも連携して診察にあたります。気になる点は何でも遠慮なく相談ください。)
・小児専門外来(要予約):予防接種、乳幼児健診、小児思春期頭痛、小児内分泌、小児機能性腸疾患、小児神経疾患、神経発達症、起立性調節障害、アレルギー性疾患、心臓などの専門外来を行っています。
・2021年から小児外科外来新設しました。
・2024年から慶応大学病院の医師による小児アレルギー専門外来、小児神経外来を新設しました。
<入院部門>
・当院産科病棟で出生した新生児の診察、及び産後ケア入院の児のサポートを行っています。
・現在小児専用の病棟はありませんが、混合病棟内で予定入院対応を主に行っています。2022年から内分泌負荷試験や肥満症、昼夜逆転などの教育入院を、2023年度からは小児外科系入院も始めました。2024年度からは食物負荷試験入院、MRI等の検査入院も積極的に行っていきます。急性疾患での緊急入院は病棟編成の関係上、自立した年齢のお子さんのみが対象となり、自立していない低年齢のお子さんは近隣の小児入院施設に依頼・紹介いたします。
予防接種外来 予防接種外来
予防接種外来 担当/藤野、中山、内田、吉田
月齢、年齢に見合った最適のプランニングをご提案し、確実な技術で予防接種を実施しています。火曜日~ 土曜日まで完全予約制で行っており、乳幼児健診と同時(土曜日を除く)も可能ですので、気軽にご相談ください。来院時には居住の自治体から配布されている無料券もご持参ください。
経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト)
通常の注射タイプのインフルエンザワクチンに加えて、鼻へ噴霧するタイプのインフルエンザワクチン(フルミスト)の接種も開始します。
フルミストは日本初となる鼻へ噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。
鼻へ噴霧するため、針を刺す必要がありません。
対象者:2~18歳 接種条件あり(活動性の基礎疾患がないこと、妊娠の可能性がないこと)
フルミスト点鼻液のワクチン接種は左右それぞれの鼻へワクチンを接種すれば1回で完了です。
※本数に限りがありご希望に添えないこともあります。
特別ワクチン外来(主に小児期 完全予約制)
トラベラーズ接種・海外渡航接種担当/中山、藤野
海外渡航前の予防接種や流行性疾患(麻疹・風疹など)への対応、大学入学、企業入職前に必要とされる抗体価測定や予防接種を行います。海外渡航用では複数回接種が必要になるワクチンもありますので、数カ月の余裕をもって外来へお越しください。
予防接種歴などの証明書作成にも対応しますので電話でご相談ください。
また、海外で動物に咬まれた後の狂犬病発症予防のための曝露後ワクチンにも随時対応しています。
こどものおなか外来 こどものおなか外来
こどものおなか外来 担当/藤野(荒木)
「おなかの調子が悪い」、「おなかが弱い」子はいませんか?
例えば・・・
- 朝学校へ行く時間に腹痛・下痢が起こりやすい
- 下痢と便秘を繰り返す
- 便の性状が日によって変わる
- ストレスや冷えただけでもおなかの調子が悪くなる
- おなかが張りやすく、ガスやおならが多い
- 検査しても異常ないと言われた
「過敏性腸症候群」を中心とした胃腸の過敏性・機能性疾患(体質)かもしれません。
小児科では平成29年度からこれらの症状の「こどものおなか外来」を始めています。一般生活上の注意点やアドバイス、整腸剤や漢方を含めた薬物治療など、お子さまに合った治療を一緒に考えたいと思います。当てはまる症状のある場合は是非受診・ご相談ください。
内分泌、成長・発達外来 内分泌、成長・発達外来
内分泌、成長・発達外来 担当/阿部、内田
お子さまの身長の伸び(低身長など)、体重の問題(肥満、やせ)、甲状腺疾患、思春期の体の変化(思春期早発・遅発)、無月経や月経異常などを中心に診察します。成長の記録をつけることが大切なので、受診時には母子手帳や保育園、幼稚園、小学校や中学校の身長・体重の記録をお持ちください。また、遺伝カウンセリングも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
小児・思春期頭痛外来 小児・思春期頭痛外来
小児・思春期頭痛外来 担当/荒木
小児・思春期頭痛外来には、現在1,000名以上の頭痛患児(片頭痛、緊張型頭痛を中心に)が治療・観察中です。小児頭痛専門外来を有する小児科は全国でも数少なく、反復性の頭痛でお困りの方は受診をおすすめします。頭痛に関連する各検査・頭痛と共存するアレルギー性疾患やメンタル面のサポートも同時に行います。なおお子さまが頭痛外来に通院中のご両親の頭痛に関しても診療が可能です(後日初診を予約します)。
現在頭痛の患児が多く、特に「初診」は診察にひとり1~2時間以上かかるため、初診の予約が3~4か月待ちの状態となっています。ご迷惑をおかけしますがご容赦願います。
参考資料
『スマホの使い過ぎで頭痛?』
『小児片頭痛』
小児心臓外来 小児心臓外来
小児心臓外来 担当/田口
小児心臓専門医が担当します(月1回)。先天性心疾患や川崎病のフォロー等を行っています。学校健診で心雑音を指摘されたなどの精査依頼にも応じます。
小児神経外来 小児神経外来
小児神経外来 担当/沼澤
慶應義塾大学病院小児科医が担当します(月1回)。てんかんやAD/HD、自閉症スペクトラム等の神経発達症などを中心に診察します。脳波検査、頭部画像検査などは院内で、発達や心理の検査等も、対応可能な施設と連携して適宜行っていきます。乳幼児期の発達の遅れについても是非ご相談ください。
小児アレルギー外来 小児アレルギー外来
小児アレルギー外来 担当/伊藤、吉田
慶應義塾大学病院小児科医が担当します(隔週)。花粉症、スギ・ダニアレルギーでの舌下免疫療法、食物アレルギー対応、食物負荷試験、アトピー性皮膚炎、気管支喘息等、個々の状態に合わせた治療を行います。
小児外科外来 小児外科外来
小児外科外来 担当/星野健、山田洋平
慶應義塾大学病院小児外科医が担当します(隔週)。手術が必要な際には、当院と慶應義塾大学病院が連携して対応します。ソケイヘルニア、臍ヘルニア、鎖肛、停留・移動性精巣、陰嚢水腫、胃食道逆流症、胃軸捻転、肥厚生幽門狭窄症、便秘・痔などを扱っています。虫垂炎等の緊急疾患にも対応します。
その他 その他
夜尿症、昼夜逆転、起立性調節障害などに対しても丁寧に対応し、学会の定めた診療・治療ガイドラインをもとに個人個人に合わせた治療・経過観察を行います。学校健診で検尿異常、側弯を指摘されたなどの精査依頼にも応じます。