検査を受ける方へ
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CT検査 CT検査
CTとは、Computed Tomography(コンピューター断層撮影)の略で、X線を用いて体の周りを回転しながら走査し、コンピューターを使って断面の画像を得る検査です。検査時間は、5~10分ほどで撮影部位によっては、5~15秒ほどの息止めをして撮影します。
また、病巣をより鮮明に描出するために、ヨード造影剤を腕の静脈に注射して使用することがあります。患者様には、安全に造影剤を使用していただくために問診を行い、同意を取らせていただいています。
MRI検査 MRI検査
MRIとはMagnetic resonance imagingの略で、磁気共鳴画像法です。
磁場にさらされた原子核が特定の周波数の電波に共鳴して、自ら電波を発信する核磁気共鳴現象を利用した画像診断法です。
強い磁場の中に入り、傾斜磁場を作り電波を与えることにより、人体に存在する水素原子が共鳴し、電波を止めると水素原子から電波が出ます。
この電波を使って、MR画像が作成されます。
RI検査 RI検査
RI検査は核医学検査とも呼ばれ、ガンマ(γ)線という放射線を放出する放射性同位元素(RadioIsotope)を含んでいる医薬品を使います。この薬を静脈注射や飲むことにより体内に入れます。臓器や組織に取り込まれた薬から放出される微量のガンマ線を体外のカメラで撮影をおこない、その分布を画像にします。
特定の臓器や病変のある部位を見つけるために、目的とする検査ごとに標識された検査薬が用意されます。 検査薬は、病変部に強く取り込まれたり、逆に取り込まれなくなったりします。これをカメラで撮影すると、ある部分だけが濃くなったり、形が欠けていたりします。これらのデータをコンピューターで処理して、臓器の働きや形態の変化をみるために断層像をつくり詳しく調べます。
X線検査 X線検査
一般撮影とは、目的とする部分にX線を照射して撮影を行う検査です。
この検査は“レントゲン撮影”や“X線撮影”、“単純撮影”と言われることもあり、胸部・腹部・関節・骨 等が主に撮影されています。
組織を通過してきたX線の量の違いを画像として表示しており、空気などのX線が通過しやすい部分は黒く、骨などのX線が通過しにくい部分は白く写し出されます。肺や腹部の状態、骨折の有無、骨・関節の状態を見たい時などに行われる事が多い検査です。
基本的な検査ではありますが、ここから得られる情報量はとても多く日々の診断に欠かせない重要な検査です。
現在は撮影装置の進歩により撮影画像がデジタル化され、少ない放射線量で高精細な画像を提供する事が出来るようになり、被ばくの低減・撮影効率の向上等が成されています。
撮影装置は全てデジタル化されており撮影室は3室、その他病室や手術室で撮影するための回診用装置を配備しております。
血管撮影 血管撮影
血管造影撮影とは血管(動脈、静脈)の中にカテーテルと呼ばれる細いチューブ゙を挿入し、その管から造影剤を注入して血管自体や血液の流れ、あるいは血液が流れる臓器や腫瘍等を詳しく調べる検査です。最近はCTやMRIを用いた検査での血管の観察精度が向上しましたが、血管造影検査が最も詳細に血管と血流動態を観察できる方法です。
また、血管造影の手法を用いて治療も多く行われています。これは外科的手術を必要としないため、身体に与える負担が少なくてすみ、病気の場所だけを正確に治療できるため入院期間も短縮できるなど優れた特徴をもっています。
消化管検査 消化管検査
X線TV装置でバリウムなどの造影剤を使って消化器(胃、大腸など)の検査をおこなっています。当院では大部分の胃、大腸検査を放射線技師がおこない放射線医師とコミユニケーションを取りながら診断能の高い画像を提供するよう努めています。現在はX線TV装置を4台設置しており、3台で消化管、1台で整形・外科関係の検査をおこなっています。また、その内の2台は骨密度測定、1台は透視下内視鏡検査もおこなっています。
乳房撮影 乳房撮影
別名マンモグラフィとも呼ばれ、胸部のX線撮影と原理は同じです。しかし乳房は比較的やわらかい組織でできているため、専用の撮影装置やフィルムを使って撮影します。視触診ではわからない小さな乳がんなどの病気の発見に有効です。
撮影方法としては乳房を片方ずつ台にのせ、圧迫をして撮影を行います。検査時間は着替えを含め10分程度です。圧迫をすることによって乳房の厚みが薄くなり微細な構造がよく見えるようになり、また、被ばくを減少させます。圧迫の際に痛みを伴うことがありますが、痛みの感じ方は人によって違います。体に力が入ると痛みが増加することもありますので、緊張せずリラックスするように心がけてください(撮影後もまれに皮膚に赤みが残る場合がありますが時間と共に消えていきます)。
撮影時に不安な点がありましたら、担当する放射線技師に遠慮なくお尋ねください。
注意事項 注意事項
各検査の注意事項はこちらの資料をご確認ください。