お知らせ

　昨年の9月26日に厚労省は地域医療構想において再編、統廃合を検討すべき公的病院として424の病院名を公表しました。この中に当院の名前が上がっていたことに対して10月11日付でホームページに当院としての見解を掲載しました。その中でいきなり病院名を公表するという暴挙に抗議するとともに、公表の基準となったデータの信頼性の問題についても指摘しました。

　病院名の公表以来、厚労省に対して全国から多くの非難の声が上がった結果、厚労省は9月に発表した2017年6月の各医療機関の診療実績のデータをより精密に再検討したようです。その結果、厚労省は当院を含む7病院が要再検証とされた病院リストから外れることになったと1月17日にプレス発表しました。前回は寝耳に水の公表でしたが、今回は事前に厚労省の担当者から説明を聞く機会がありました。厚労省の説明では昨年9月の公表時点のデータは暫定的なものであったので今回より精緻に再検討したとのことですが、それを聞いて正直なところ暫定的なデータをもとに病院名を公表したのかと今更ながら驚くばかりです。

　昨年の病院名の公表以来、院外、また院内の多くの関係者の方にご心配をおかけしました。また済生会中央病院に対する暖かいご支援のお言葉をいただき、ありがとうございました。当院では今回の件は本日をもって落着いたしましたのでご安心ください。当院はこれを機会に地域においてさらに信頼される病院となることができるように、職員一同努力いたしますので、今後もよろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和2年1月17日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京都済生会中央病院

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　院長　高木　誠